千葉県産オオクワガタ

千葉県産オオクワガタについて

オオクワガタを飼育している内に必然的に地元産 『千葉県産オオクワガタ』飼育を夢見て飼育を始めました。

特にWILD個体は産地に関係なく貴重ですが、千葉県での採取はピンポイントでしか取れず困難な地域です。

私個人、Proの方と採集に同行させていただいております関係で、千葉県産の採集に関しては本当に難しく一般人では困難だと痛感しています。Proの採取人が毎晩通っても年に殆ど採取出来ず運良く採取出来ても数頭しか採集できません!

尚且つ、地理的にも千葉県は平地であり山脈が繋がっていない地域であり他県のオオクワガタとは、個体フォルムが違うように思います。

それゆえに、開発により減りつつある千葉県産のオオクワガタは本当に貴重な産地オオクワガタではないでしょうか!

横芝産は、樹も無くなり採集不可能地域です。残念ですが絶滅地域です。

貴重な産地であるがゆえに、一般で出回ている産地(詳細産地)は偽者も多いように思われます。

何故なら実際に、近隣住民の方に聞いても採集実績は無いし探索しても採取出来るような場所も樹も痕跡がりません。

本当に不思議なですね!!本物の個体は市場には、中々市場には出回らないので、虚偽で販売しているのでしょうか?

私個人が飼育している千葉県産個体はネットや如何わしい飼育者からの個体ではなく全てが、地元Proの採取者からの樹液採集個体です。

また、私個人も採取メンバーの一員として活動をしています。

千葉県産のオオクワは、特に貴重な産地であり地元住民として大切に累代飼育しなければなりません。

ご覧頂いている皆様には、私の飼育個体を千葉県産オオクワガタとして自信を持って、ご紹介申し上げます!!

他産地とのフィルム違いをご理解いただき、千葉県産の本物個体を皆様に飼育いただけるよう写真掲載いたします。


*横芝町上堺産は、1997年にWILDの♀が採集された個体からの累代となります。

その後、上堺で採取されたとの話も聞いておりません。

また、採取された樹も数年前になくなり千葉県産としてはレア産地となります。

『血統理論』

私個人の考えである事を論証する前に説明いたします。

まず、ブリーダーが追い求めている個体が何かは人それぞれです。何故なら多くの諸先輩の皆様が探求しながらもオリジナル血統を作出しております。新参者の私も試行錯誤しながら本当のオリジナル個体を作出したく日々考えています。私個人はオリジナル血統について個人定義をつけて飼育累代しなければいけないと考えています。

下記内容は私個人の定義である事をご理解下さい。



                    記

基本理念

1・オオクワガタ飼育を楽しみながら飼育者が目指す飼育個体を固定化する。

2・・WILD個体からの累代飼育からオリジナル血統を作出する。

3・採取・ブリーダーの両立を目指す

オリジナル血統の定義

1・同県同産地から個体を種親とする。

当然な事ですが他産地や他国を種親として累代飼育しない。

ハイブリットは個人の研究や楽しみで実施する事は特別に問題ないと思います。

但し、販売目的等の営利に関わる事や放虫等は問題です。

2・オリジナル血統の累代飼育はF3以上のインラインとする。

インライン累代飼育により安定した個体出現を求める

3・累代が進みすぎたら適度な血の入れ替え(アウトライン)を実施する。

血の入れ替えは1に記載したように同県同産地個体とする。

累代飼育の血の入れ替えもしくは同産地採集個体(WILD)による血の替えをします。

4・有名血統累代飼育はオリジナル血統とは云わない。

オリジナル血統ではなく血統を作出したかたの累代血統である。

5・同産地同士の有名血統

ブリーダー様のモラルにお任せいたします。

6・隔世遺伝について、累代飼育の見直しを考える。

7・バッククロスについて考える

8・アウトラインブリーディングのメリット・デメリットも考慮する。

【北総・東総血統の累代表記の考え方】

本来インラインブリードの累代表記に関して、WILDからの累代であればWF1・WF2・WF3と表記しF4以降は累代表記に関してはWの表記をしません。

また、アウトラインブリードはCB:Captive Breedと表記します。

北総血統・東総血統は、産地による累代管理ではなく詳細産地まで拘って累代管理していますので血の入れ替えに関してはCB:アウトラインブリードとして管理することなくF管理『Filial generation(子世代)のこよでインラインブリードで累代表記』します。

北総血統・東総血統の累代管理のF特徴として詳細産地管理血統しておりますので、同血統同士でのブリードを行った時点で累代管理が終了しまうので別血統管理によるF表示をします。累代表記管理としては遺伝子学的にも問題ないようです。

但し、意味のない血統を増やす目的ではなく貴重な産地を維持・管理すと事を目的とします。


『北総産』や『東総産』は千葉県同産地の優れた個体のDNAのみを累代飼育した千葉県産純血統個体です。

千葉県○○産と記載可能個体ですが、美形大型血統を作出したく『北総産』命名しました。

命名=オリジナル血統とは呼べません。理想を追い求める為の種親候補個体です。

詳細産地にまで拘りながら累代飼育しながら北総産として命名しました(^^V 


【北総血統参考値】

印旛産WF1 76mmの血を受け継いでいる北総A血統は、大型個体が羽化しています。

MAX個体は2008年5月に79mmの個体が羽化しました。ライン血統の北総Bも期待が大きくなりました。